お知らせ

連動型住宅用火災警報器を活用した検証事業を開始します。

投稿日:2017年11月15日

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平成28年12月22日に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災では、飲食店から出火した火災が強風にあおられて147棟(全焼120棟、半焼5棟、部分焼22棟)が焼損し、120世帯224人の方が被災しました。(焼損面積30,412㎡)
この火災は、飲食店(ラーメン店)の大型こんろの消し忘れが出火原因でした。

消防庁では、「糸魚川市大規模火災を踏まえた今後の消防のあり方に関する検討会」の報告書を受けて下記のような検証事業を行うことから、伊予消防等事務組合消防本部では、管内の飲食店を中心とする4軒の方々のご協力をいただき、四国では唯一この検証事業を行います。
○目的
飲食店等から出火した場合に地域ぐるみで早期に火災を覚知し迅速に初期消火活動を行うために、連動型住宅用火災警報器を活用し、飲食店等を含む隣接建物間で相互に火災警報器を伝達する新たな方式の効果及び課題を収集し検証します。
○検証地区
伊予市灘町「一品料理まるよし」周辺
○検証期間
平成29年11月30日から平成30年3月末
○検証事業の概要
連動型住宅用火災警報器を複数建築物(飲食店を含む)に設置し、数ヶ月間継続設置する期間を通じて、連動させる場合の効果及び課題等を検証します。

【連動型住宅用火災警報器】
火災を感知した警報器だけでなく、連動設定を行っているすべての警報器が無線信号を受けて警報を発する仕組みの住宅用火災警報器であり、通常の設定方式では、一住戸内で無線連動します。

【本事業】
今回の検証においては、一住戸内で無線連動する製品である「連動型住宅用火災警報器」を応用した隣接建物間等で信号をやり取りします。

この検証事業中は、月に2回程度点検を行う際に警報音が鳴動します。
周辺にお住いの方々にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のうえ、ご協力していただきますようお願いします。