お知らせ

電気機器の配線などからの出火防止について

投稿日:2018年3月8日

電気機器の配線等火災による損害額について
平成28年中に全国で発生した火災の出火原因別の損害額をみると「電灯電話線等の配線」が最も多く4,649千円(出火原因別順位第6位 件数は1,310件)となっています。
また、「配線器具」の損害額は、全体で第7位で、2,264千円(出火原因別順位第9位 件数は、1,132件)となっています。

電灯電話線等の配線  配線器具

※出火原因分類
1「電灯電話線等の配線」とは、配電線(低圧)、屋内配線、コード、器具付きコード、配線接触部、その他の電灯電話線等の配線等をいう。
2「配線器具」とは、スイッチ、ナイフスイッチ、自動開閉器、プラグ、テーブルタップ、その他の配線器具等をいう。

電気機器の配線等火災について
過去5年間に伊予消防管内地域で「電灯電話線等の配線」及び「配線器具」が原因で発生した火災は以下のとおりです。
○電灯電話線等の配線

年 別 害額(千円) 焼損面積(㎡) 出火原因
25 592 43 照明器具の配線
28 ☆22  1 屋内配線の劣化
29 ☆18  0 屋内配線の劣化

 

○配線器具

年 別 損害額(千円) 焼損面積(㎡) 出火原因
26 8,595 54

テーブルタップの劣化

27   ☆17  0 トラッキング
28    ☆1  0 不適切な使用

平成25年及び平成26年に発生した火災以外(☆は、初期消火等を実施)は、家人が在宅していたことで早期に異常に気付いたことから最小限の被害に収めることができましたが、不在時に発生した場合には被害が拡大していた可能性があります。

このような屋内配線や器具付きコード及びテーブルタップ等からの出火を防止するために下記の点に注意してください。
・使用しない時は、コンセントをこまめに抜く。
・電気機器の配線に折れ曲がりや家具の下に挟まれていないか注意してください。

・テーブルタップを使用する際は、折れ曲がり等がないか、使用容量内で使用してください。

・電気コードは束ねて使用しないでください。

・コンセントと差し込みコードのすきまにほこりがたまっていないか定期的に掃除してください。

消防庁では、使用者の誤使用や不適切な使用環境により発生する電気器具火災を予防するために「未然に防ごう!電気器具火災」を作成しております。
下記のリンクより視聴することができまのでご覧ください。
未然に防ごう!電気器具火災