お知らせ

飛沫防止用のシートに係る火災予防について

投稿日:2020年7月31日

今般、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の観点から、レジカウンター等への飛沫防止用のシート(以下「シート」という。)の設置が増えているところですが、先日、大阪府内の商業施設において、ライターを購入した客が試しに点火したところ、シートに着火する火災が発生しました。
シートの材質によっては、着火・燃焼しやすいものがあることから、シートを設置する場合は、下記の火災予防上の留意点に十分注意してください。

1 火気使用設備・器具、白熱電球等の熱源となるものの近くには原則設置しないようにすること。ただし、これらの近くに設置することが感染予防対策上必要な場合にあっては、燃えにくい素材(難燃性、不燃性、防炎製品など)を使用すること。

2 同じ素材であれば、薄いフィルム状のものに比べて板状のものの方が防火上望ましいこと。

3 シートの設置について不明な点があれば、最寄りの消防署所に相談すること。

※燃えにくい素材とは?
〇 一般的に、飛沫防止のための使用が考えられる透明のシート類については、引火点、発火点、自己消火性の有無等の性質を踏まえると、ポリ塩化ビニール製やポリカーボネート製のものが比較的燃えにくい素材であると考えられます。
〇 難燃性、不燃性、防炎製品などの情報については、製造者等の製品仕様を確認してください。

【 参 考 】
シート類については、(公財)日本防炎協会が定める防炎性能基準に適合するものが防炎製品として認定されているものがあり、防炎製品として認定された製品や材料には防炎製品ラベルが貼付されています。

[防炎製品ラベルの例]