消防豆知識 | 一覧

消防団の歴史

投稿日:2013年2月14日

いつも、火災があるたびに自分の仕事を投げ出して駆けつけてくれる心強い消防団。そんな消防団の起源はどんなものだったのでしょうか?

消防団の歴史は古く、江戸時代、八代将軍吉宗が江戸南町奉行の大岡越前守に命じて、町組織としての火消し組である店火消(たなびけし)を編成替えし、町火消「いろは四八組」を設置させたことが、今日の消防団の前身であるといわれています。各火消組に「いろは」等の名前を付けたことにより、お互いの名誉にかけて競い合って働くという意識が生まれ、消防の発展に多大な成果を得ることとなりました。

そのころの村落部の消防については駆けつけ消防が主で、城下町のような「いろは四八組」的なものはありませんでした。村の若い衆が自主的に集まってきて火を消していたということです。

防炎製品って?

投稿日:2013年2月14日

私たちは、たくさんの繊維製品に囲まれて生活しています。しかしその多くは燃えやすい性質があり、火災に発展する要因のひとつになっています。
それらを改良し、燃えにくくすることによって、火災による被害を軽減できるよう様々な製品があります。

1、防炎製品の特長

①火がつきにくい!
防炎製品は、繊維の燃えやすい性質を改良し、たばこやライターなどの火源に触れても燃えにくくなっています。
②燃え広がらない!
防炎製品は、火がついても燃え広がらない性質があり、黒く焦げる程度です。
③毒性がない!
衣類や寝具といった、肌に接触したり幼児がしゃぶったりするものもあるため、法律で禁止されている化学薬品はもとより、禁止されていない化学薬品であっても、厳しい試験をおこない、毒性・発ガン性・皮膚への障害などがないものとしています。

2、どんなものがあるの?

防炎製品には、次のようなものがあります。

  • ふとん類(掛・敷ふとん、こたつふとん、座布団)
  • カバー類(シーツ、ふとんカバー、枕カバー)
  • 毛布類(毛布、タオルケット、ひざ掛け)
  • 衣類(パジャマ、ゆかた、ネグリジェ、エプロン)
  • その他(障子紙、カーテン、自転車やバイクのカバーなど)

防炎製品には、このような表示が付いています。

AEDってなに?

投稿日:2013年2月11日

救命連鎖の中で、もっとも早く応急処置をおこなうことができる「その場に居合わせた人」の役割は非常に重要です。その場に居合わせた人は、多くの場合、医療従事者ではない一般の人であり、これまでは、心臓マッサージと人工呼吸による「心肺蘇生法」を行なうことしかできませんでした。

これからは、「自動体外式除細動器(AED)」を使うことによって、医療従事者でない一般の人でも、「除細動(電気ショック)」を行なうことができるようになりました。

「自動体外式除細動器」は、心電図波形を自動的に解析し、除細動が必要かどうかを判断します。そして、除細動が必要な場合、使用者がボタンを押すことによって、通電し、除細動を行なうことができるというものです。

アメリカでは、空港などに自動体外式除細動器が設置され、一般の人が救命活動に使えるようになっています。日本でも空港や駅、公共施設など、人が多く集まる場所に、自動体外式除細動器が設置されてきており、一般の人たちによる応急処置に役立てられていくことが期待されています。

消防署では、このAEDを使用した救命講習会を開催しております。職場、グループなどで参加されてはいかがでしょうか。お近くの消防署、出張所まで気軽にご連絡下さい。