消防豆知識 | 一覧
AEDってなに?
投稿日:2013年2月11日
救命連鎖の中で、もっとも早く応急処置をおこなうことができる「その場に居合わせた人」の役割は非常に重要です。その場に居合わせた人は、多くの場合、医療従事者ではない一般の人であり、これまでは、心臓マッサージと人工呼吸による「心肺蘇生法」を行なうことしかできませんでした。
これからは、「自動体外式除細動器(AED)」を使うことによって、医療従事者でない一般の人でも、「除細動(電気ショック)」を行なうことができるようになりました。
「自動体外式除細動器」は、心電図波形を自動的に解析し、除細動が必要かどうかを判断します。そして、除細動が必要な場合、使用者がボタンを押すことによって、通電し、除細動を行なうことができるというものです。
アメリカでは、空港などに自動体外式除細動器が設置され、一般の人が救命活動に使えるようになっています。日本でも空港や駅、公共施設など、人が多く集まる場所に、自動体外式除細動器が設置されてきており、一般の人たちによる応急処置に役立てられていくことが期待されています。
消防署では、このAEDを使用した救命講習会を開催しております。職場、グループなどで参加されてはいかがでしょうか。お近くの消防署、出張所まで気軽にご連絡下さい。
消防士は一つの階級
投稿日:2013年2月11日
ときどき新聞等で消防士という言葉が、あたかも消防職員を総称するような表現で用いられています。本来、消防士とは消防職員の階級を表すものです。
階級とは、消火活動や救助活動など、いわゆる部隊行動をとるときに、それを指揮統制するうえで必要となります。
現在の消防職員の階級は、自治省消防庁が昭和37年に定めた「消防吏員の階級準則」に従って、各市町村ごとに規則で定められていますが、その後、昭和43年に準則の一部が改正され、現在は10階級となっています。
そしてこの階級を表すものが階級章です。
これは制服や執務服の胸などにつけられていますが、それ以外にも階級を知ることができるものとして、制服の袖に巻かれている蛇腹や、金色金属製の袖章および帽子の周章などがあります。
また、消防長(消防本部の長)の職にある者の階級は準則で消防司令長以上と決められており、消防職員数・管轄人口等によって同じ消防長でも階級が変わってきます。
伊予消防等事務組合の消防長の階級は、消防監が最高位となります。
火災調査って何?
投稿日:2013年2月11日
火災調査とは、火災がどのようなものであったか、いかにして発生して拡大し、どの程度の損害を発生させたかを明らかにするものです。
これらの調査結果は、広く国民に火災の実態として知らされるとともに安全基準作成の資料となり、類似した火災の防止に役立てられています。
このように「火災調査」は、消防行政の基軸づくりのための重要な任務なのです。