消防豆知識 | 一覧
消防自動車の色
投稿日:2013年2月14日
緊急自動車を赤や白に塗色しているのは、色彩が持つ人間の感覚に訴える効果を狙うことがもとになっています。
では、消防車は、なぜ赤色なのでしょうか・・・?
理由は定かではありませんが、外国から輸入した蒸気ポンプや消防車が赤色であったため日本も同じ色にしたということが一般的な理由のようです。
なお、昭和26年に「道路運送車両の保安基準」という運輸省令で、「緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては朱色とし、その他の緊急自動車にあっては白色とする」と定められました。
一般的に消防車は赤色と言われていますが、法規上では「朱色」なのです。
救急車の場合は、その他の緊急自動車に分類されるため、白の塗色に赤色の一線が入っています。
外国の消防車の塗色ですが、フランス、イギリス、オーストリア等では赤色。ドイツでは、赤又は紫色。アメリカでは赤、白、黄、青、黒色など消防局によって色が異なるようです。
消防団の歴史
投稿日:2013年2月14日
いつも、火災があるたびに自分の仕事を投げ出して駆けつけてくれる心強い消防団。そんな消防団の起源はどんなものだったのでしょうか?
消防団の歴史は古く、江戸時代、八代将軍吉宗が江戸南町奉行の大岡越前守に命じて、町組織としての火消し組である店火消(たなびけし)を編成替えし、町火消「いろは四八組」を設置させたことが、今日の消防団の前身であるといわれています。各火消組に「いろは」等の名前を付けたことにより、お互いの名誉にかけて競い合って働くという意識が生まれ、消防の発展に多大な成果を得ることとなりました。
そのころの村落部の消防については駆けつけ消防が主で、城下町のような「いろは四八組」的なものはありませんでした。村の若い衆が自主的に集まってきて火を消していたということです。
防炎製品って?
投稿日:2013年2月14日
私たちは、たくさんの繊維製品に囲まれて生活しています。しかしその多くは燃えやすい性質があり、火災に発展する要因のひとつになっています。
それらを改良し、燃えにくくすることによって、火災による被害を軽減できるよう様々な製品があります。
1、防炎製品の特長
①火がつきにくい!
防炎製品は、繊維の燃えやすい性質を改良し、たばこやライターなどの火源に触れても燃えにくくなっています。
②燃え広がらない!
防炎製品は、火がついても燃え広がらない性質があり、黒く焦げる程度です。
③毒性がない!
衣類や寝具といった、肌に接触したり幼児がしゃぶったりするものもあるため、法律で禁止されている化学薬品はもとより、禁止されていない化学薬品であっても、厳しい試験をおこない、毒性・発ガン性・皮膚への障害などがないものとしています。
2、どんなものがあるの?
防炎製品には、次のようなものがあります。
- ふとん類(掛・敷ふとん、こたつふとん、座布団)
- カバー類(シーツ、ふとんカバー、枕カバー)
- 毛布類(毛布、タオルケット、ひざ掛け)
- 衣類(パジャマ、ゆかた、ネグリジェ、エプロン)
- その他(障子紙、カーテン、自転車やバイクのカバーなど)

防炎製品には、このような表示が付いています。